かれこれ・・・24年程前の事・・・。
サラリーマン時代の話です。
当時20歳台後半の私は大分と宮崎エリヤを営業担当しており,隔週で2泊3日の出張が日課となってました。
しだいに利用するホテルも食事やお酒を飲む店も定番化してきます。
宮崎市内の宿泊は繁華街近くに位置するビジネスホテル。
名前は忘れましたが、駐車場や通りから階段を上ると2階にロビーとフロントがあり、そのロビー入口の対面にガラス張りの小さなバーがあるホテルでした。
すごく愛想の良いバーテンダー衣装の小柄で若い女性がひとり、私が利用していた時間帯は宿泊客の姿もまばら・・・ほぼ貸切状態なんで毎回カラオケで歌合戦してました。
その娘を一度だけ外に誘ったことがあります。
出張中の仕事を足早に済ませ、宮崎市内の映画館で「ハーレーダビッドソン&マルボロマン」を一緒に観たんですネ。
よーく見ていたアメリカのテレビドラマ「マイアミ・バイス」で主演していたドン・ジョンソンと「ナインハーフ」「エンジェル・ハート」で人気絶頂のミッキー・ロークの競演作品です。
あの映画を観たほとんどの男性陣が思ったように、もれずに私も「いつか、ぜったい、ハーレー乗りになる!」と心に誓ったのでした。
時は流れ・・・先月で52回目の生誕日を迎えた西暦2015年6月、ついに・・・ようやく・・・とうとう、この私も念願の鉄馬乗りになりました!(バンザーイ)
予算と体力の都合で鉄馬のなかでもフライ級の子馬ですが、スタイル・色・ネーミングで試乗前からコイツと決めてました。
4ヶ月半ほどディーラーの試乗車だったので有難いエンジンガードが付いてます。
ハーレー長崎へお願いしてフォーティーエイトばりにミラーは下向き、前足の反射板は邪魔だったので納車前に剥がしてもらいました。
長年の憧れだったハーレーを目の前にすると、あの日の光景が断片的に蘇ります。
たった一度だけ見れた、私服姿の彼女の笑顔・・・
営業エリア交代でそれっきり、携帯電話も持っていない時代の思い出ですね。
乗ってるとき映画の挿入歌だったボン・ジョヴィの「
Wanted Dead Or Alive」を口ずさんでしまいます。
52歳からのオヤジライダー、人生最後の道楽ですよ!!
長崎県大村市・エムプラン